千秋楽を前に
いってまいりました


IMG_20230526_150732_087

明治座へ


今回はこちら


20230526_110041


そうです
いまだに信じられない
悲しい出来事により
代役で公演がおこなわれている


20230527_072338

市川猿之助奮闘歌舞伎公演


休演日にあの事件が起き
その後、昼は市川團子、夜は中村隼人が代役に立ち
公演が引き続き行われることとなりました


わたしはあの事件が起きた日
翌日の昼から團子さんが代役にきまったと聞き
いつのまにか立派な青年になっていた團子さんの主役をみてみたかったのと
代役では猿之助さん目当てのお客さんがいくのをやめたりして
もしかしたらガラガラになってしまうかも?と心配し
あわててとったものでした

わたしがチケットをかった日は
まだけっこう空席があり
まわりに誰もいないところでゆっくりみようと 
空席ブロックの真ん中をとったのですが
その後團子さんの立派な代役ぶりが報道され
あっという間に完売したそうで
実際席にいったらギッチギチでした(笑)

こんなことなら
わざわざ端っこ選ばずに
もっと舞台に近いとこにしてもよかったな…とプチ後悔したのですが
いつも電車などで
隣人ガチャおおハズレのわたし

今回もおとなりになったご婦人が
わたしの陣地にはみだすはみだす(涙)
脇からななめに舞台をみる感じの横うちの席をとっていたんですね

開幕前に前のめりになったりすると
まわりの方に迷惑がかかるので
背もたれに背中をしっかりつけてごらんくださいと 
注意もあるのですが
となりのご婦人、舞台に正対しようと姿勢をかえ 
わたしに背を向ける感じで
わたしとの間の肘おきを背もたれにしてすわり
しかもよりかかるものはなにもないのに
寄りかかり姿勢になるものだから
わたしのほうにややイナバウアー気味になる形に

わたしの視界は半分さえぎるわ
わたしの鼻先にご婦人の後頭部が接近するわで不快きわまりなく
途中から肘置きにわたしのかばんをおいて抵抗

むしろ肘おきよりよりかかれるもんできた!くらいのノリで
ゆったりご覧になってました(涙)

しかも
今回のことでおそらく直前でチケットをとってきたと思われる
近くの席にいたご婦人二人組のマナーの悪さがすごくて

幕があがるなり
大きな声でペチャクチャペチャクチャ


静かに台詞でみせるいいシーンで
紙袋をいつまでもがさごそがさごそ…

目に余ったおとなりの方が注意したら逆ギレしておりました…

幕間にトイレにいこうと立ったわたしが
そのお二人の前を通ろうとしたのですが
大きなからだでおふたりとも少し足をひっこめてくれることもなく
(明治座は足元せまい)
足の前にはでっかい紙袋(これをまさぐってた)おいたままで
足をおくところもなく通してくれる気もないので
ジャンプしたら膝を痛めましたwww


そんなこんなはありましたが
肝心の舞台のほうは
今回わたしがみたのは昼の公演の

『不死鳥よ波涛をこえて』
 (とうの字もっと難しい字ですがだせずすみません)

歌舞伎版宝塚といわれる
歌あり宙乗りありの作品

ミュージカルをみているようでした

大人になった團子さんをみるのははじめてでしたが
その華のあることったら!!

壇之浦の戦いで源氏との戦いにやぶれ戦死したとされる
平知盛が一命をとりとめ宋の水軍の将、楊乾竜の助けで
海をわたり幻の都ローランにたどりつくというストーリー

愛する女性との悲しい別れもあり
知盛もある決断を下すのですが
生きること生き抜くこと
それがテーマであるこの物語

これを毎日演じていた猿之助さんが
老いた両親を道連れにそんなことを考えるなんてと
あらためて作品をみながら考え込んでしまいました

そして突然の代役
たった1日の稽古で翌日の昼公演から本番となった團子さん

青年となった團子さんは
(小さい頃しか記憶になかった)
それはもう背がスラッと高く
衣装が映えて主役のオーラがあり
とにかく華がありました

彼がでてくると舞台がパッと華やぎます

(歌は…ちょっとかわいかった(笑))


團子さん自身
突然の代役でプレッシャーはかり知れないのに
身内の悲しい出来事があったなか
心中を考えると本当に大変なことだと思います

よく19歳の青年がそんな苦難にたちむかっていると
それだけで泣けました

公演中、すすり泣いているお客さんも多かったのですが
わたしは最後に
目の前に宙乗りになった知盛の團子さんがあらわれたときに
なんてうつくしい…
そしてなんて物悲しい…

と胸アツになり涙があふれてしまいました


そしてもうひとり
存在感を示していたのは
中村壱太郎さん

知盛が愛するわかさと
幻の都ローランの王の姉であり
知盛を見初めるも拒まれて殺せと命じる姫、紫蘭のふた役を演じています

わかさのときはまぁなんてぶちゃかわいい(*´ー`*)!!
とわたしのハートを居抜き
紫蘭は艶があり、自分の思い通りにならないと
残酷にもなる女性とまったく違う女性二人を演じ分けていました

この壱太郎さんが
来月の猿之助さんの公演の代役をつとめるそうで
壱太郎さんの立役もみてみたいなと思ったのでした


IMG_20230526_150732_090


團子さん
男性誌のモデルなども声がかかるなど
好青年でイケメンさん

今後も
團子さんの舞台はみてみたいです


しかし歌舞伎界は
次々と魅力的なひとたちが育ってきてますね

来月はわたしの推し
虎之介さん親子に会ってこようと思います(笑)





よろしければポチ!


人気ブログランキング